「犬がライオンに勝つ方法!?」の巻

旧約聖書 伝道者の書 9:4
 

 単純に考えて、犬とライオンとどっちが強いでしょうか?そりゃもちろん、ライオンに決まってますよね。なんせライオンは「百獣の王」って言うぐらいですから。ところが犬がライオンに勝つ方法っていうのが聖書に書いてあるんですよ。ちょっと知りたいと思いませんか?きっと弱い者が強い者に勝てるすごい秘訣があるに違いないですよ・・・
 結論から言うとこうです。旧約聖書の「伝道者の書」っていう所の9章4節にこう書いてあるんです。「すべて生きている者に連なっている者には希望がある。生きている犬は死んだ獅子にまさるからである。」
 そうなんです。「生きている犬は死んだ獅子にまさる」んです。こう言うと、なんだ、インチキじゃないか、相手は死んだライオンだなんて、なんて思うかも知れませんね。でもこれってとっても大事な教訓じゃないでしょうか。どんなに立派なライオンだって死んでいたらもう意味がありません。その辺の雑種でもなんでも、犬の方がまだ死んだライオンよりも強いでしょう。つまりそれだけ生きているっていう事は死んでいるよりも力があるって事なんですね。そしてこの「生きている」っていう事は、ただ生物的に生きているっていうだけじゃなく、いろんなものに例える事ができますね。例えば、どんなに超一流の腕前を持った人であっても、肝心の場面にいなかったらどうでしょうか。それはある意味で死んでいるのと同じです。それよりも、腕前はまあそんなによくなくても、その場にいてくれる人の方が役に立つんじゃないでしょうか。その人がその場にいるって事で、それは「生きている」事になるんです。
 仕事を手伝ってくれない力持ちの人と、力はそんなに無くても手伝ってくれる人とではどちらが「生きている」でしょうか。生中継の番組開始後、まだ到着していない有名アナウンサーと、無名だけどその場にいるアナウンサーとではどちらが「生きている」でしょうか。ハワイ旅行中で留守の天才ドクターと、診察してくれる町の平凡な医者とではどちらが「生きている」でしょうか。改装中で閉まっている大型スーパーと、営業中の小さな八百屋とでは・・・もうこんな例は数え出したらきりがないですね。つまり、その人の能力よりも、本当に必要な時に、その人の必要に答えてあげられるって事が「生きている」って事なんですよね。
 まあ、私達はみんながみんな、ライオンみたいに大きくて力が強くてネームバリューもあって見栄えもよいって訳じゃないと思います。むしろどっちかって言うと、多くの人は普通にどこにでもいるような、平凡な犬みたいな存在かも知れませんね。でも大事な事は、それが生きているかどうかって事なんです。そしてそれは、誰かが必要な時、その必要に少しでも答えられるかどうかって事なんですよ。そのためには、人との約束を守るとか、時間に遅れないとか、困っている人がいたら助けてあげる気持ちを普段から持っているとか、そういう基本的な事をちゃんとしておくって事ですよね。私達はこれからも「死んだ獅子」よりも「生きている犬」になろうじゃありませんか。その方がずっとかっこいいと思いますよ!

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